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改修下地の処理1
既存保護層を残す場合
塩ビシートは柔らかくて曲げやすい特長を持っているので、施工しやすい防水シートです。さらに固定工法により、既設の押え層、防水層など地下を撤去せずに施工できるので、改修工事に最適です。また防止シートは重量が軽いので、建物に対する荷重負担が軽くて済みます。
作業の流れ
- 水はけの悪い勾配不良がある場合は、モルタル又は樹脂モルタル等で補修します。
- 伸縮目地付近によく見られる落部・浮き・剥離部は、モルタル又は樹脂モルタル等で充填あるいは部分的に撤去して補修します。
- 伸縮目地のとび出し部分や草木は除去します。
- 既存目地材の飛び出し部分・異物等を除去し、目地材の欠損部はバックアップ材を入れシール材などで充填します。
- 目地部分を通気溝として利用する場合は、目地材を可能なかぎり除去し、増し張りテープで処理を行い、脱気装置を取り付けます 。
既存防水層を残す場合
作業の流れ
- 既存防水層表面を十分に清掃します。
- 既存アスファルトのふくれ、浮きはいったん切開して、トーチバホナホでよくあぶり、下地の水分を乾燥後張り戻して融着させます。
- 防水層のふくれ、浮きおよび劣化の激しい個所や張り直しが困難な個所は、カッターで除去して樹脂モルタル等を塗布し平滑に仕上げます。
- 既存防水層が合成高分子系ルーフィング防水(ゴム系シート、塩化ビニル樹脂系シート)の場合は、原則として全面撤去します。
- 既存防水層がウレタン系塗膜防水の場合は、原則として防水層は残しますが、ふくれ、剥離・脆弱化部分等を除去し、樹脂モルタル等を塗布して平滑にします。
既存の保護層及び防水層を撤去する場合
作業の流れ
- 下地スラブコンクリートに付着している防水層残存のケレン・清掃を行います。
- 下地のスラブコンクリートの亀裂、欠損部は樹脂モルタル等を塗布し平滑にします。